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教員免許一種と二種の違いとは?給料や取得方法を徹底比較

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「学校の先生になりたい」と考えたとき、多くの人が「教員免許」の取得を目指します。しかし、教員免許には「一種」や「二種」といった種類があることをご存じでしょうか。

「一種と二種って、具体的に何が違うの?」 「給料や将来のキャリアに影響はある?」 「自分はどちらを目指すべきなんだろう…」

大学で履修計画を立てている学生の方や、これから教員を目指す社会人の方にとって、これは非常に重要な問題です。

この記事では、教員免許の一種と二種の違いを、給料・キャリア・取得方法など様々な角度から徹底的に比較・解説します。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、あなたのキャリアプランに最適な免許を選ぶための参考にしてください。

一種・二種・専修免許の違い一覧

まず、教員免許状の「一種」「二種」「専修」の3つの主な違いを一覧で確認しましょう。最も大きな違いは、免許取得に必要となる基礎資格(学歴)です。

基礎資格(学歴)短期大学士(短大卒)学士(四年制大学卒)修士(大学院卒)
指導できる範囲教諭教諭教諭
役割正規の教員正規の教員より専門性の高い教員
管理職への昇進不可(原則)可能可能
必要な最低修得単位数(例:小学校)37単位59単位59単位 + 24単位

※必要な単位数は大学や取得する免許の教科によって異なります。

ここからは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。

基礎資格(学歴)の違い

教員免許状の種類を分ける最も根本的な違いが、この基礎資格です。

  • 【二種免許状】
    主に短期大学を卒業したことを示す「短期大学士」の学位が基礎資格となります。

  • 【一種免許状】
    四年制大学を卒業したことを示す「学士」の学位が基礎資格です。

  • 【専修免許状】
    大学院の修士課程を修了したことを示す「修士」の学位が基礎資格となります。

このように、どの教育課程を修了したかによって、取得できる免許状の種類が変わります。

指導できる範囲と役割

「二種免許だと、正規の先生になれないのでは?」と心配される方もいますが、それは誤解です。

一種免許状も二種免許状も、同じ「教諭」として子どもたちを指導できます。 採用されれば、どちらも正規採用の教員として働くことが可能です。二種免許状は、かつて存在した「助教諭」の免許とは異なり、れっきとした正規の教員免許です。

専修免許状は、一種免許状の内容に加えて、さらに専門的な知識や能力を身につけていることを証明するもので、役割自体は一種・二種と同じ「教諭」となります。

必要な最低修得単位数

免許状を取得するためには、大学などで教職に関する科目を履修し、定められた単位を修得する必要があります。この必要な単位数も、免許の種類によって異なります。

例えば、小学校教諭の免許状を取得する場合、文部科学省が定める最低修得単位数は以下の通りです。

  • ・二種免許状:37単位

  • ・一種免許状:59単位

  • ・専修免許状:一種免許状の単位(59単位)に加えて、大学院で24単位以上

一種免許状の方が、より多くの科目を学ぶ必要があることが分かります。

教員免許による給料・待遇の違い

教員を目指す上で、給料や待遇の違いは非常に気になるポイントでしょう。結論から言うと、一種免許状と二種免許状では、給料に差が生まれます。

初任給の差と教育職俸給表

公立学校の教員の給料は、「教育職俸給表」という給与テーブルに基づいて決まります。この俸給表は「級」と「号俸」で構成されており、学歴や経験年数に応じてスタート地点が変わります。

  • 【二種免許状(短大卒)】
    一般的に「1級」の高い号俸からスタートします。

  • 【一種免許状(大学卒)】
    一般的に「2級」の低い号俸からスタートします。

「級」が異なるため、一種免許状(大学卒)の方が二種免許状(短大卒)よりも初任給が高く設定されています。 自治体によって差はありますが、月額で1万円〜2万円程度の差が出ることが多いようです。

昇給や生涯年収への影響

初任給の差は、その後の昇給にも影響します。同じ年数働いた場合でも、スタート地点が違うため、一種免許状を持つ人の方が給料が高い状態が続くのが一般的です。

この差は勤続年数が長くなるほど広がり、生涯年収で考えると数百万円以上の大きな差になる可能性があります。給与面だけを考えれば、一種免許状を取得するメリットは大きいと言えるでしょう。

教員免許の種類と取得方法

ここでは、それぞれの免許状を取得するための一般的な方法を解説します。

二種免許状の取得方法

二種免許状は、主に短期大学の教職課程を履修し、卒業することで取得できます。教育系の短期大学などで、保育士資格と合わせて小学校教諭二種免許状の取得を目指すコースがよく見られます。

また、社会人の方が働きながら取得を目指す場合は、通信制大学の課程を利用する方法もあります。

一種免許状の取得方法

一種免許状は、四年制大学で教職課程を履修し、卒業することで取得するのが最も一般的なルートです。多くの学生がこの方法で教員免許を取得しています。

すでに二種免許状を持っている社会人の方が、通信制大学や夜間大学で必要な単位を追加で修得し、一種免許状に切り替えるケースも増えています。

専修免許状の取得方法

専修免許状は、より高度な専門性を証明する免許です。取得するには、一種免許状を持っていることに加え、大学院の修士課程を修了する必要があります。

将来、大学の教員になることも視野に入れている方や、特定の分野を深く研究したい方が取得を目指します。

キャリアパスと昇進の違い

教員として長く働いていく上で、免許の種類はキャリアパス、特に昇進に大きく関わってきます。

管理職(校長・教頭)への昇進要件

教員としてのキャリアにおける最大の違いは、管理職になれるかどうかです。

校長や教頭といった管理職に昇進するためには、原則として「一種免許状」を保有していることが要件とされています。

つまり、二種免許状のままでは、どれだけ経験を積んで指導力が優れていたとしても、校長や教頭になることはできません。将来的に学校運営の中核を担いたいと考えている場合は、一種免許状を取得するか、二種免許から一種免許への切り替えが必須となります。

二種から一種への切り替え方法

「まずは二種免許で教員になって、後から一種に切り替えたい」と考える方も多いでしょう。もちろん、その道も用意されています。

二種免許状を持つ教員が一種免許状に切り替える(上進する)には、大学などで所定の単位を修得し、実務経験を積んだ上で、都道府県の教育委員会に申請します。

多くの現職教員は、働きながら通信制大学などを利用して必要な単位を取得しています。自治体によっては、免許状を上進するための研修制度や支援制度を設けている場合もあります。

校種(小・中・高)ごとの違い

教員免許制度は、基本的に小学校・中学校・高等学校で共通ですが、一部異なる点もあります。

小学校教諭免許状

小学校では、一種・二種・専修のすべての免許状が存在します。特に、採用の段階では二種免許状を持つ人も多く、比較的門戸が広いと言えます。ただし、採用後、多くの自治体で一種免許状への切り替えが推奨されています。

中学校教諭免許状

中学校も小学校と同様に、一種・二種・専修の免許状があります。中学校の場合は、「国語」「数学」「英語」といった教科ごとに免許を取得する必要があるのが特徴です。

高等学校教諭免許状

高等学校の教員免許には、原則として「二種免許状」が存在しません。

高校の教員になるためには、「一種免許状」または「専修免許状」の取得が必須です。そのため、高校の先生を目指す場合は、必ず四年制大学または大学院を修了する必要があります。これは非常に重要なポイントなので、覚えておきましょう。

免許の正式名称と履歴書への書き方

いざ免許を取得した際、履歴書にどう書けばよいか迷うかもしれません。ここでは、免許の正式名称と正しい書き方を解説します。

教員免許状の正式名称一覧

教員免許状の正式名称は、以下の要素で構成されています。

「校種」+「教諭」+「種類」+「免許状」+(教科名)

具体的な例は以下の通りです。

  • 小学校教諭一種免許状

  • 中学校教諭二種免許状(社会)

  • 高等学校教諭一種免許状(理科)

  • 養護教諭専修免許状

自分の持っている免許状の正式名称を正確に把握しておきましょう。

履歴書の免許・資格欄への記載例

履歴書の「免許・資格」欄には、取得した年月日と正式名称を記載します。

複数の免許を持っている場合は、それぞれ改行して記載すると見やすいです。

取得見込みの場合の書き方

大学在学中などで、まだ免許を取得していない場合は「取得見込み」と記載します。

卒業・取得年月と正式名称を書き、末尾に「取得見込み」と添えましょう。

教員免許に関するよくある質問

最後に、教員免許の一種・二種に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 採用試験で一種と二種に有利不利はありますか?

A. 採用試験の合否に、免許の種類が直接的に大きく影響することは少ないと言われています。

公立学校の教員採用試験では、筆記試験や面接、模擬授業などを通して、教員としての資質や能力が総合的に評価されます。そのため、免許の種類よりも人物評価が重視される傾向にあります。

ただし、自治体や校種によっては、採用計画上、一種免許状取得者を優先する可能性もゼロではありません。

Q. 二種免許のまま教員を続けるデメリットは?

A. 最大のデメリットは「管理職(校長・教頭)になれないこと」と「給与が一種免許取得者より低いこと」です。

教員として現場で子どもたちと向き合い続けることにやりがいを感じる方にとっては、管理職になれないことは大きな問題ではないかもしれません。しかし、給与面での差は生涯にわたって続くため、デメリットと感じる方は多いでしょう。そのため、多くの自治体では、採用後に一種免許状への切り替えを奨励しています。

Q. 通信大学でも一種免許は取得できますか?

A. はい、取得できます。

文部科学省が認定した通信制大学の教職課程を修了すれば、一種免許状を取得することが可能です。働きながら教員を目指す社会人の方や、二種免許から一種免許への切り替えを目指す現職教員の方にとって、通信制大学は非常に有効な選択肢となっています。

まとめ

今回は、教員免許の一種と二種の違いについて、様々な角度から解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • 根本的な違い 一種は「四年制大学卒」、二種は「短期大学卒」が基本の学歴。
  • 給料・待遇 初任給から差があり、生涯年収で考えると一種免許の方が有利。
  • キャリアパス 管理職(校長・教頭)を目指すには、原則として一種免許が必須。
  • 取得方法 二種から一種への切り替え(上進)も可能で、働きながら通信大学で目指す人も多い。
  • 注意点 高等学校の教員免許には「二種」がなく、一種または専修免許が必要。

結論として、長期的なキャリアプランや待遇を重視するならば、一種免許状の取得を目指すのがおすすめです。

しかし、まずは二種免許状を取得して一日も早く教壇に立ち、現場経験を積みながら一種への切り替えを目指すというのも、有効なキャリアパスの一つです。

この記事が、あなたの進路選択の一助となれば幸いです。ご自身の状況や将来の目標に合わせて、最適な免許状を選んでください。

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