コラム

塾講師バイトが楽と言われる理由を解説!本当に楽なのか元塾講師にインタビュー

塾講師バイトが楽と言われる理由を解説!本当に楽なのか元塾講師にインタビュー 塾講師バイト

「塾講師のバイトが楽すぎ」と聞いて、応募してみようか考えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、塾講師のバイトはなぜ楽といわれているのか、逆に大変なところはあるのかなどを解説します。塾講師が自分に合うかをよく考えたうえで、バイトに応募してみましょう。

塾講師バイトが楽と言われる理由

塾講師のバイトが楽といわれるのは、体力仕事ではない、覚えることが少ない、シフトが少ないなどの理由が挙げられます。それぞれの理由を詳しく解説します。

体力を使わない

塾講師のバイトは体力を使わないため、楽といわれることが多いです。
黒板やホワイトボードの前で立って教えたり、教室を回ったりするだけのことが多く、必要最低限の体力しか使いません。
さらにマンツーマンの塾であれば、授業中ずっと座りっぱなしで指導ができます。

新しく覚えることが少ない

塾講師のバイトは他のバイトに比べて新しく覚えることが少ないため楽だと言われています。
教材どおりに指導し、自分の知識を教えるだけなので、複雑なマニュアルや最新システム、期間限定メニューなどを覚える必要がありません。

週1から働けるところが多い

塾講師のバイトは週1から働けるところが多く、シフトの融通が効きやすいというメリットもあります。
大学生活は実習、テスト、部活動などで忙しく、なかなか飲食店のようなシフトの縛りが厳しいところで働けないという方でも、塾講師なら採用される可能性があります。しかしながら、一度決まった出勤曜日や時間は、年度が変わる(受け持った生徒の学年が変わる等)まで固定されてしまうので、その点は注意が必要です。

時間の経過が早い

塾講師の仕事は定められた時間内にテキパキ指導を進めるため、時間の経過が早く感じるといわれています。
暇な飲食店で何時間も立ちっぱなしだと精神的にもつらく感じてしまいますが、塾講師の仕事ならあっという間に時間が過ぎていき、充実した時間を過ごせるでしょう。

同僚に大学生が多い

塾講師のバイトをしているのは、自分と同年代の大学生が多いです。
年齢が近いため同僚に必要以上に気遣ったり人間関係に疲れたりする心配が少ない環境で働くことが可能です。
大学近くの塾であれば、同じ大学で友だちを作れることもあるでしょう。

塾講師の業務内容

塾講師のバイトは楽といわれることが多いですが、実際の業務内容を確認しておくことも大切です。
「思ったよりも大変だった」と後悔することがないように、自分に向いている業務かを考えてみましょう。

授業

塾講師の主な業務内容は授業です。
集団指導の場合は、決められたテキスト、カリキュラムどおりに授業を進行していきます。
ついてこれていない受講生がいないか確認したり、受講生からの質問に答えたりすることも仕事の一つです。
個別指導の場合は、マンツーマンで受講生のレベルに合わせた指導を行います。塾によって、難関校合格を目指す授業内容、学校の授業に追いつけるように学力を高める授業内容などがあります。

授業以外の業務

授業以外の業務には、テストの採点やほかの塾講師との打ち合わせ、テキストの用意などがあります。
塾によっては保護者の対応を任されることもあるでしょう。
テストを採点してコメントを入れる、同僚と話し合って授業の進め方や受講生ごとの対応の仕方を考える、さらに次の授業で必要な資料をまとめるなどの業務が考えられます。
いずれも時給が発生するケースが多いですが、なかには時間外労働となる塾もあるので、面接時に授業以外の業務と賃金について確認しておくようにしましょう。

塾講師バイトの大変なところ

塾講師のバイトは楽なばかりではなく、大変なこともあります。
どのような点が大変なのかを確認して、塾講師のバイトが本当に楽なのか考えてみましょう。

授業の準備が必要

塾講師は授業だけでなく、授業の準備をしなければなりません。
集団指導の場合、受講生全員分のプリントを用意したり、テストの採点をしたりする必要もあります。
また、個別指導の塾では授業のマニュアルがあり、受講生一人ひとりに最適な指導内容、スピードを考えなければなりません。
授業だけをすればいいと思っていると、授業以外の業務が大変だと感じることもあるでしょう。

コミュニケーションが必要

塾講師は生徒の前で授業していればいいだけではなく、受講生やほかの塾講師、さらに保護者とのコミュニケーションが必要です。
生徒によってコミュニケーションの取り方を変えて、勉強を楽しんでもらうことも大切です。
塾講師と情報交換をしたり、保護者と密接にやり取りをして指導方針を考えたりすることも塾講師の仕事の一環です。

生徒への責任がある

受講生への責任感が重い点は、塾講師のバイトの大変なポイントです。
塾講師の指導は、受講生の進路に直接影響を与えます。
自分の指導によって受講生の進路、将来が大きく変わってしまう可能性もあるでしょう。
受講生が志望校に落ちてしまうことがないよう、責任をもって丁寧に指導をしなければなりません。

元塾講師に聞く、塾講師の楽なところ大変なところ

Q1:塾講師をやっていた当時、楽だな、楽しいなと思ったことはありますか?また、それはどのようなことでしたか。

私は特に楽だったと感じたことはありませんが、生徒さんとコミュニケーションを取りながら授業を進めるのは楽しかったです。無口だった子や距離感があった生徒が、授業を重ねるごとに、質問が増えたり自分のことや学校のことを楽しそうに話してくれるようになり、毎回授業が楽しみでした。また、苦手な科目がある子や伸び悩んでいる子に、どうしたら良くなるだろうと考え自分なりの手法(英単語帳を作ったり独自のテストを実施したり等)で授業を進めていくのも1つの楽しみでした。

(元塾講師 24歳 女性 栃木県)

楽だなと思ったことはあまりありませんが、楽しいなと思ったことはあります。私は過去問題や模試の結果から塾生さんの躓きを見つけて、他の先生と一緒に対策を考える時間が好きでした。その為に自分でも模試を解き新しい教材を検討するなど、新しいことに挑戦できるので、それが楽しかったなと思います。その結果、塾生さんとの会話が増えたり、成績が伸びたりするとよりやりがいを感じました。また、塾生さんがテストの結果をいい笑顔で見せてくれるのが1つの楽しみになっていました。

(元塾講師 23歳 女性 東京都)

Q2:塾講師をやっていた当時、キツいことはありましたか。また、それはどのようなことでしたか。

特にキツいと思うことはありませんでしたが、強いて言えば生徒さんの反応が思ったように返ってこないことがあり、それは課題に感じました。部活帰りで疲れていたり、人見知りや遠慮しがちな子たちは、問いかけや話しかけてもあまりいい反応が返ってこないことがあります。その時にどのように授業を作っていくか悩んだ記憶があります。

(元塾講師 24歳 女性 栃木県)

個別指導の塾で働いていました。主に中学生を担当していたのですが、友達と喋って授業に集中してくれない子がいたり、こちらの質問に返答が無かったり、授業中寝てしまったり、他の子見てくるから問題解いててねと伝えても解いていなかったりと、こちらの思い通りに動いてくれない子が多かったように思います。小学生の場合は、すぐに集中が切れてお喋りをしてくる子や、席を立って教室を走り回る子もいました。
本当に辛いということはなかったのですが、たまにどうしようかと思うときがありました

(元塾講師 23歳 女性 東京都)

まとめ

「塾講師のバイトは楽すぎ」といわれることもありますが、大変な部分があることも理解しておく必要があります。
体力を使わない、比較的覚えることが少ないことを楽だと感じる人もいれば、責任が重すぎて耐えられないと感じる人もいます。
塾講師のバイトに応募する前に、楽な部分と大変な部分を比較し、自分がどう感じるかを考えてみましょう。
大変な部分も楽しめる、楽な部分のメリットが大きいと感じる方は、塾講師のバイトにチャレンジしてみましょう。

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