塾講師のバイトは時給も比較的高く、子どもたちの成長に関われるやりがいのある仕事です。そのため、やってみたいと思っている人も多いかもしれません。
しかし、何事も初めは不安なもの。「自分に務まるのか？」「学業やサークル活動と両立できるのか？」などの心配から、「まずは余裕のある夏休みに短期でやってみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は、夏休みだけの塾講師バイトについて、そのメリットや注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。
塾講師のバイトは夏休みだけでも可能？
塾講師のバイトは夏休みだけの短期でも可能です。どういうことか、くわしく見ていきましょう。
夏期講習期間の短期募集がある！
多くの塾では、夏休みに集中的に授業を行う「夏期講習」が開講されます。ふだん通塾していない生徒がこの期間だけ受講するということも多く、生徒数や開講コマ数が一時的に増えます。塾によっては講師が不足するため、こうした時期に短期でアルバイト講師を募集する塾が出てくるということです。
基本は長期
お伝えしたように短期の塾講師バイトは可能ですが、塾側としては基本的には長期での雇用を考えているところが多い、ということは覚えておきましょう。
生徒と関わりその成長を見守る仕事ですので、短期で入ってすぐやめてしまうというのは、講師として本来望ましくありません。原則としては最低でも1年のスパンで責任をもって指導に当たれるのが理想です。
夏休みに短期で塾講師のバイトを募集している塾
ここでは、夏休みに短期で塾講師のバイトを募集している塾を紹介します。
創英ゼミナール
「一人の生徒にどれだけのことをしてあげられるか」ということに真剣に向き合い、東京・神奈川に120校以上の個別指導塾を展開する創英ゼミナール。
勉強以外の教育活動にも注力。理科実験教室など、子どもたちの知的好奇心を刺激するイベントを数多く実施。勉強を教えるだけに留まらないからこそ感じられる「やりがい」が創英ゼミナールにはあります。
夏休みだけ塾講師バイトをするメリット
塾講師バイトを夏休みにだけすることには、メリットもたくさんあります。ここでは3つのメリットをご紹介します。
塾講師のバイトの向き不向きを判断できる
短期のメリットとして一番大きいのは、「お試しができる」という点です。がんばろうと思って始めたバイトでも、やってみたら自分に合わない、ということはあり得ます。特に塾講師は学力や指導力が問われるため、人によっては向かないこともあるでしょう。初めから短期の契約であれば、万一合わなくても痛手が少なく、塾側にも大きな迷惑をかけずに済むため、安心して始められます。
大学、部活、サークルと両立しやすい
「バイトはしたいけれど、学業やサークルが忙しい時期には難しい」という大学生も多いことでしょう。確かに、長期のバイトを入れてしまうと、学業やサークルに時間を取られる時期には時間に追われてこなせなくなってしまうかもしれません。
時間に余裕のある夏休み期間であれば、バイトの時間が取りやすく、両立もしやすいでしょう。忙しい時期にバイトを続けられるかどうかの見極めができる、というメリットもあります。
人間関係の悩みが少ない
バイトで生まれる新しい人間関係は自己成長に有益なものですが、塾講師の場合、塾長や講師仲間との関係のほかに、担当生徒やその保護者との関係も生じます。
場合によっては相性が合わず、つらい思いをすることもあり得ますが、短期であればそうした思いもしばらくの辛抱ですむので、深刻な事態に陥る心配も少ないでしょう。
夏休みだけ塾講師バイトをする時の注意点
このように、夏休みだけの塾講師バイトにはメリットがたくさんありますが、注意点もあります。ここを見逃すと短期のメリットが生かせなくなりますので、しっかりチェックしておきましょう。
短期の日程を確認しておく
あなたは「短期」と聞いて、どれくらいの期間をイメージしているでしょうか。
多くの塾でいう「短期」は、1～3カ月程度とばらつきがあります。1か月はともかく、3か月を「短期」と感じない人もいるのではないでしょうか。そうした認識の相違によるトラブルを防ぐため、自分がバイトをしたい塾の「短期」がどのくらいの期間を指すのか、事前に必ず確認しておきましょう。
即戦力が求められる傾向がある
長期のアルバイトであれば余裕のある研修期間が設けられ、丁寧な指導を受けられることが多いものですが、夏期講習のための臨時講師は、採用されてすぐにひとり立ちして教えることを求められます。
ですから、「丁寧に教えてもらって当然」という考えで入ってしまうと、困ったことになるかもしれません。担当教科の指導力にある程度自信があることが望ましいでしょう。
研修など短期間で覚える必要がある
短期の塾講師バイトでも、たいていの場合はもちろん研修があります。ただし、研修にあまり時間を割けない分、短期間で多くのことを覚えなければならないケースも出てきます。塾によっては職務上の独自のルールがたくさんある場合もあり、即戦力として実際の指導をしながらそうしたルールを頭に入れていくというのは、人によっては負担が大きいかもしれません。そうした面があり得ることを、あらかじめ理解しておきましょう。
まとめ
夏休みだけの塾講師バイトについて、そのメリットや注意点を解説しました。
メリットも多い塾講師の短期バイトですが、本来長期が望ましいことはお伝えしたとおりです。まずは夏休みだけの短期で様子を見て、自分に向いていそうであれば長期に切り替えるか、状況によっては「毎年夏休みには必ず入る」というような「短期バイトの長期継続」がおすすめです。顔見知りの生徒や講師仲間のいる環境で、より充実したバイトができることでしょう。
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