塾講師のバイトに落ちてしまったものの、やっぱりもう一度チャレンジしてみたい！と思っている方は多いのではないでしょうか。
塾によってバイトの採用基準は大きく違うため、一つの塾で落ちたからといってあきらめてしまう必要はありません。
この記事では、塾講師のバイトに落ちてしまう理由を解説するとともに、面接や筆記試験対策の方法を紹介します。
再度別の塾講師のバイトにチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
塾講師のバイトに落ちる理由
塾講師のバイトに落ちる理由は人それぞれ、また塾の採用基準にもよりますが、面接や筆記試験、模擬授業の内容に影響されることが多いです。
思い当たる節がないか確認し、適した対処方法を考えてみましょう。
面接の結果
塾講師のバイトの面接で、コミュニケーションがきちんと取れていないと判断されると、落ちる可能性があります。
質問に対して適切な回答ができなかったり、子どもとのコミュニケーションがきちんと取れなさそうな雰囲気が出ていると、コミュニケーションの点を問題視されてしまいます。
塾講師のバイトでは見た目の清潔感も大切です。TPOをわきまえない服装や身だしなみで面接に行ってしまった場合、一般常識がないと判断されてしまったケースもあるでしょう。
筆記試験の結果
塾講師のバイトには筆記試験があるケースも多く、筆記試験の点数で落ちてしまうケースもあります。
筆記試験の点数が基準より低いと、面接で好印象でもバイトに落ちてしまいます。
ただし、筆記試験の判断基準は塾によって大きく違います。
学力を底上げするような補習メインの塾であればある程度の点数を獲得できていれば問題ないケースが多く、試験自体も難しくないことがほとんどです。
一方で、難関大学を目指す塾であれば出される試験の難易度が高く、求められる点数も上がります。
模擬授業の結果
模擬授業の結果、塾講師のバイトに落ちることもあります。
面接や筆記試験に合格すると、次に模擬授業で判断する塾も少なくありません。
コミュニケーション能力が高く筆記試験の点数に問題がなくても、すべての人が適切に指導できるとは限りません。
人前で堂々と話せない、計画的に授業を進められないといった点がみられると、模擬試験で落とされてしまいます。
指導できる教科が少ない
指導できる教科が少ないと、不採用になりやすいです。
塾ではオールラウンドに指導できる講師を採用するほうが効率的で、人件費の削減にもつながります。
そのため、文系だけ、理系だけなど知識が偏っていると不採用になることがあります。
また、人気の科目だと応募数が多くなり、受かりにくくなることもあります。
反対に、あまり応募がない科目を得意としている場合は、筆記試験でやや点数が足りなくても採用されるケースもあるでしょう。
シフトの都合が悪い
シフトの都合が悪く不採用になるケースもあります。
シフトに入れる日が極端に少ないと、塾側もスケジュールを組みにくいと判断してしまいます。
例えば多くの子どもが塾に通える平日の夕方以降の時間帯や、土日の昼間などに対応できない場合、落とされる可能性は高くなるでしょう。
また、短期間働きたい人も不採用になりやすいです。塾では基本的に年度の始めから終わりまで担当制で指導することが多く、コロコロ講師が変わると生徒とも保護者とも適切なコミュニケーションをとりにくくなってしまうためです。
面接対策を見直す
塾講師のバイトに落ちてしまっても、すぐにあきらめてしまう必要はありません。
面接で何が問題だったのかを考え、面接対策を万全にしてから再度チャレンジしてみましょう。
採用条件を確認
採用条件を確認し、自分が条件に見合う人材かを判断しましょう。
塾講師のバイトの採用条件は塾のレベルや指導内容によって違うため、自分に合う条件の塾を目指すことが大切です。
例えば、大学を卒業している、土日のシフトに入れる、3教科以上対応できるなどの条件があります。採用条件に適していない塾に応募しても落とされてしまう可能性が高まるので、注意しましょう。もし疑問点やわからないことがある場合は、事前に確認することが大切です。
求める講師像を確認
塾がどのような講師を求めているのかを考え、それに合うように自分をブランディングすることも大切です。
塾にはさまざまな特色があり、求める講師像に合わないと判断されると、面接の段階で落とされてしまいます。
塾によって、まじめな講師を探している、フレンドリーな講師を探している、マニュアルではなく自分で考えて指導できる講師を求めているなどがあります。
塾の特色をしっかり把握し、面接で自分がその人物像に近いことをアピールしましょう。
面接の練習をする
面接の練習を進めておくことも大切です。
予行練習なしで面接に挑むと、普段ならスラスラ喋れても本番では何も話せなくなってしまうことがあります。
コミュニケーション能力に問題があると判断されないためにも、しっかり面接対策を行いましょう。
志望動機や自己PR、なりたい講師像など、あらかじめ文章を考えておくこともおすすめです。
筆記試験対策を見直す
筆記試験の対策をすることで、点数をアップさせて採用される可能性を高められます。
筆記試験においてどのような対策ができるのかを考えてみましょう。
半分以上の問題が解けるようにする
筆記試験の問題は、最低でも半分以上は解けるようにしましょう。
筆記試験の採用基準は公開されていない塾が多く、満点を取れるに越したことはありません。
それでも塾の基準によっては半分程度解ければ採用される可能性が高まります。
また、学力が高くてもコミュニケーション能力や指導力に問題があると、不採用になることもあります。
筆記試験はある程度の応募者をふるいにかける役割がありますが、公立高校受験レベルの学力は求められていることを理解しておきましょう。
受かりやすい求人票の特徴
求人票の書き方からも、その塾に受かりやすいかどうかを判断できます。
塾の求人票をよく確認し、すぐに人材を求めているか、そうでないかを考えたうえで応募してみましょう。
「急募」の求人票に応募してみる
「急募」と書かれている求人票に応募することで、採用される可能性を高められます。
人材を急募している塾は人材不足であり、多少筆記試験などで問題があってもシフトで問題がなければ採用されやすくなります。
とくに、年度末や学期の切り替わり、冬期講習や夏期講習のタイミングでは急募の募集が増える傾向にあります。
塾講師のバイトに受かりたいのであれば、人材が必要になるタイミングを見計らうことも大切です。
「個別指導」の求人に応募してみる
個別指導の求人に応募することも、採用率を高めるためにはおすすめです。
個別指導の塾は受講生一人ひとりのレベルに合わせて指導するためです。
筆記試験で学力が低くても、通っている大学の偏差値が低くても、講師と受講生のレベルに適した組み合わせができるため採用される可能性が高まります。
塾講師の採用が活発化する時に応募する
塾講師の採用が活発化する時期に応募することで、採用される確率が高まります。
これまで講師をしていた人が就職して辞めるタイミング、多くの子どもが塾に通いだすタイミングを狙えば、求人も増えて採用基準もやや緩くなり、採用されやすくなるでしょう。
4月や9月など新年度のタイミングや、夏休み、冬休み、さらに多くの保護者が来年の受験勉強を考え始める冬などは、求人が増える傾向にあります。
上記で紹介した面接や筆記試験の対策をふまえ、自分のレベルに応じた塾を選べば、十分に採用基準を満たせるでしょう。
まとめ
塾講師のバイトは、面接や筆記試験、さらに模擬授業によって採用の合否が決まります。
ですが、一度バイトに落ちてしまったとしても塾のレベルや指導方法、応募するタイミングを見極めれば、再度チャレンジすることは可能です。
今回紹介した対策も丁寧に行い、憧れの塾講師のバイトの合格をつかみましょう。
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