コラム

元塾講師に聞いた塾講師のやりがいとは?やりがいを得るための心構え

塾講師バイト

塾の講師は、学校の教員とはまた違う立場で生徒の学習をサポートし成長を見守れる、非常にやりがいのある仕事です。大学生のアルバイトとしても人気で、これからやってみたいとお考えの方も多いかもしれません。
しかし、初めて塾講師をする方は、「やりがいがある」と言われてもどんなやりがいがあるのか、自分もそのやりがいを感じることができるだろうかと、疑問や不安を抱くのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「塾講師のやりがい」について詳しくお伝えします。塾講師になることを検討されているなら、ぜひ参考にしてみてください。

「どんな時にやりがいを感じた?」元塾講師にインタビュー

まずは、元塾講師がどんな時にやりがいを感じていたのかを見ていきましょう。

Q1:塾講師をやっていた当時、やりがいを感じましたか。また、それはどのようなことでしたか。

やりがいを感じることはありました。受験の合格発表や実際に点数がよくなった報告を受けたときに、一緒に頑張ってよかったなと思います。また普段少し消極的だった生徒さんから沢山質問をもらえたときに、嬉しかった記憶があります。

(仮名:田中さん 24歳 女性 栃木県)

人によりそれぞれだと思うのですが、私はそれなりにやりがいを感じながら働いていました。授業をしていく中で生徒とコミュニケーションが取れるようになった時や、少しヒントを出しつつ生徒が答えを導き出せた時はとても嬉しかったですし、やりがいを感じました。

(仮名:佐々木さん 23歳 女性 東京都)

Q2:上記は塾講師を始めてそれくらいの時期でしたか?

テストや受験といった大きなやりがいを感じるのは時期的にも始めてから1年程度経った頃でした。最初のころは生徒さんとの関係を作っていきながら授業の組み立てをすることに精一杯でしたが、夏期講習等生徒さんと接する時間が増えたタイミングで日々の授業でもやりがいを感じることが増えました。

(仮名:田中さん 24歳 女性 栃木県)

私はもともと人に教えることが好きな方だったので、最初の方からやりがいは感じていましたが、上記のような感覚は半年後くらいだったような気がします。

(仮名:佐々木さん 23歳 女性 東京都)

塾講師のやりがいとは?

次に、塾講師のやりがいとはどのようなものかを整理してみましょう。ここでは、6つお伝えします。

生徒や保護者からの感謝

生徒に寄り添った指導をして、生徒本人や保護者から感謝されることは、塾講師としての大きな喜びです。「先生に教わったらわかるようになった!」「先生のおかげで子どもが勉強するようになりました」などの声を聞くと指導の苦労も吹き飛び、自分の自信にもなります。講師としてますますがんばろう、と元気が湧くことでしょう。

生徒の成長を実感できる

一人ひとりの生徒に長く関わり、その成長を実感できることも塾講師のやりがいのひとつです。入塾時に理解できていなかった単元を理解できるようになったり、その結果成績が上がったりして喜ぶ姿は、何度見てもうれしいものです。特に、学校の定期テストの結果は努力に応じて上がりやすく「前回〇〇位から〇〇位にアップ!」と数字で明確にわかるため、「次はもっとアップさせよう!」というモチベーションにもつながります。

生徒が志望校に合格した時

志望校合格を目指して共に頑張ってきた生徒が見事合格できた時は、最高の喜びを味わえます。そこに至るまでの苦労や努力があればあるほど、それが報われた時のうれしさは大きいものです。また、指導した生徒の合格は講師としての実績にもなります。自分の指導が間違っていなかったと感じられることは、これからの自信につながるでしょう。

生徒が理解する瞬間を感じる時

塾講師がやりがいを感じられる場面は、日常の指導の中にもたくさんあります。特に、指導を重ねた生徒がそれまで解けなかった問題を解けるようになった瞬間に立ち会えるのは、本当にうれしいものです。「わかった!」「自分で解けた!」「できるようになった!」と目を輝かせ、「もっとやってみよう!」と次の学びに向かう生徒と共に成長できることは、塾講師の醍醐味だと言えるでしょう。

生徒との信頼関係が構築できた時

さまざまな指導を重ねて生徒との信頼関係を構築できたと実感できた時にも、やりがいを感じられるものです。入塾時に心を開いていなかった生徒が笑顔を見せるようになったり、熱心に質問に来るようになったり、成績が伸びて感謝されたりと、日常の指導のいたるところにそうした場面は必ずあります。

受験学年を任される時

指導経験を積んで、小6、中3、高3といった受験学年を任されるようになることも、塾講師のやりがいのひとつです。受験学年の担当は責任も重く、大変ではありますが、それを任されるということは塾内で指導力を認められていることの証です。誇りをもって職務にあたり、合格に導くことで、さらに大きな喜びを得られることでしょう。

やりがいを得るための心構え

塾講師のやりがいをご紹介しましたが、塾講師になればだれでもこのようなやりがいを得られる、というわけではありません。次に、どんな塾講師であればやりがいを得られるのかを見ていきましょう。

成長意欲をもつ

与えられた仕事をただこなすだけでは、やりがいは得られません。「塾講師として成長しよう」という意欲をもつことが大切です。初めから完璧な人はいませんが、どれだけ意欲をもって仕事に取り組むかで成長の度合いは大きく変わります。日々、自分の指導を振り返り、少しでも改善していくよう努めましょう。

常に勉強をする

知識やスキルが不足した状態では、いくら熱意があっても指導がうまくいかず、やりがいを得ることはできません。塾講師として必要な勉強をしっかりと続けることが大切です。担当する科目についての知識はもちろん、受験に関する様々な情報の収集や、生徒指導に必要なコミュニケーションスキルの向上など、よりよい講師となるために必要な学びを怠らないようにしましょう。

工夫する

上で紹介した2つとも重なりますが、「常に工夫する」という意識が大変重要です。塾講師の業務にはさまざまな困難もありますが、そのつど、「どうしたらうまくいくだろうか?」と考え、現状に甘んじず新しいアイデアを取り入れていきましょう。トライ&エラーをくり返す中でこそ己の成長があり、結果もついてきます。そこにやりがいも生まれるのです。

まとめ

塾講師としてのやりがいと、それを得るための心構えについてお伝えしました。

塾講師は、生徒と共に自分も成長でき、努力次第で大きなやりがいを得られる、素晴らしい仕事です。多くの生徒たちが、よい講師との出会いを待っています。塾講師になることを考えている方がこの記事を読んで、「よし、自分もがんばってみよう!」と思っていただけたら幸いです。塾講師としてのあなたのご活躍を、心からお祈りしています。

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