コラム

塾講師バイトがキツいと言われる理由!元講師が語るキツいポイントと乗り越え方

塾講師バイト

塾講師のアルバイトは時給も比較的高く、子どもたちの成長に関われるやりがいのある仕事です。ただ、「塾講師バイトはきつい」「大変だからやめておいたほうがいい」などという声も聞こえてきて、始めようかやめようかと、迷っている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、塾講師のアルバイトがきついと言われる理由や、塾講師に向いている人、向いていない人について解説します。あなたは塾講師のアルバイトを始めるべきかどうか、ぜひこの記事をチェックして検討してください。

塾講師バイトがきついと言われる理由

塾講師のアルバイトはなぜきついと言われるのでしょうか。

まず、他のアルバイトと違って時間外の事前準備が必要な点が挙げられます。生徒に教えるためには、下調べをして内容を理解し、どのようにして教えるかを考えなければいけません。それを、毎回欠かさず行うというのは、確かに決して楽なことではありません。
また、「先生」という立場で生徒や保護者に接するため、責任の重さやコミュニケーションの難しさを負担に感じてしまうケースもあるようです。

個別指導塾の場合

個別指導塾とは、講師一人に対して生徒一人のマンツーマン形式の塾です。塾によっては一人の講師で数名の生徒を担当しているケースも見られます。
生徒一人ひとりの学力やニーズに合わせた、きめ細やかな指導を行えるのが特長です。

個別指導塾バイトがきついと言われる理由

個別指導塾では、担当生徒との距離が近いため、その生徒のやる気がなかったり相性が合わなかったりすると指導が難しく、きついと感じやすくなります。さらに、生徒の成績が上がらないと、担当講師として保護者からのクレームを受ける場合もあります。

集団指導塾の場合

集団指導塾とは、一般的な学校の授業のように講師一人が多くの生徒を一斉に指導する形式の塾です。
塾のカリキュラムとして指導内容が明確に定められていることが多く、講師はそれに合わせて授業を進めます。

集団指導塾バイトがきついと言われる理由

集団指導塾では、多ければ30人程度の生徒を一斉に指導するため、その全員の集中力を保たせて学習内容を理解させることが容易ではない場合があります。また、人数が多いために、生徒一人ひとりとの関係を築きにくいケースも見られます。さらに、授業中に質問できなかった生徒が授業後に質問してくることがあり、時間外まで対応せざるを得ないこともあります。

元講師に聞いた塾講師のキツいポイントと乗り越え方

ここでは、元塾講師に「塾講師のキツいポイント」をインタビューした内容を紹介します。

Q1:塾講師をやっていた当時、キツいことはありましたか。また、それはどのようなことでしたか。

個別指導の塾で働いていました。主に中学生を担当していたのですが、友達と喋って授業に集中してくれない子がいたり、こちらの質問に返答が無かったり、授業中寝てしまったり、他の子見てくるから問題解いててねと伝えても解いていなかったりと、こちらの思い通りに動いてくれない子が多かったように思います。小学生の場合は、すぐに集中が切れてお喋りをしてくる子や、席を立って教室を走り回る子もいました。本当に辛いということはなかったのですが、たまにどうしようかと思うときがありました。

(元塾講師 24歳 女性 栃木県)

特にキツいと思うことはありませんでしたが、強いて言えば生徒さんの反応が思ったように返ってこないことがあり、それは課題に感じました。部活帰りで疲れていたり、人見知りや遠慮しがちな子たちは、問いかけや話しかけてもあまりいい反応が返ってこないことがあります。その時にどのように授業を作っていくか悩んだ記憶があります。

(元塾講師 23歳 女性 東京都)

夏期講習や冬期講習で朝早い時間の出勤がきつかったです。

(元塾講師 47歳 男性 東京都)

Q2:そのキツいことはどのように乗り越えていましたか。

上記の通り本当に辛いという訳ではなかったのですが、担当の子と話しているうちに、その子の性格や、このやり方ならなんとか勉強してくれそう、と一人一人の個性を理解し授業を進めていくと、次第に授業に興味を持ってくれたりテストの成績が上がっていきました。全ての生徒にこのやり方が通用するかはわかりませんが、生徒ときちんと向き合いコミュニケーションを取っていけば、距離が縮まり、あまりストレスを貯めることなく授業ができると思います。

(元塾講師 24歳 女性 栃木県)

すぐに成果が出るものではありませんが、日々試行錯誤することで解決していきました。個別指導のいいところは生徒一人ひとりとの距離が近く、対話する場面がたくさんあることだと思います。その中で、その子が答えやすい問いかけ方、楽しんで授業に取り組んでもらうための方法を見つけることができます。また先輩講師との情報交換を通して、新しい教材や指導方法に出会うこともありました。沢山の時間を過ごす中で、ふと生徒さんが見せてくれる笑顔が大きな活力になっていました。

(元塾講師 23歳 女性 東京都)

通常は遅い時間なので、その期間だけ我慢していました。

(元塾講師 47歳 男性 東京都)

Q3:塾講師になろうかどうか迷っている大学生にアドバイスをお願いします。

人に教えることが好きな人は是非挑戦してみてください!最初は難しいこともあるかもしれませんが、生徒を見守りながら自分も一緒に成長できる、そんなお仕事だと思っています。自分が思っている以上にやりがいを感じたり、嬉しい出来事がたくさんあるかもしれません。自分の担当している子の成績が上がったり、分からなかった問題が解けるようになる喜びを是非一度味わってみてください。

(元塾講師 24歳 女性 栃木県)

もちろん塾講師のお仕事にもキツいことや大変なことはたくさんあると思います。しかしそれを生徒さんと一緒に乗り越えていけるのは、塾講師ならではのやりがいです。勉強を教えるお仕事ではありますが、生徒さんから沢山のことを教えてもらえるお仕事でもあると思います。頑張りたいという気持ちがあれば挑戦できるお仕事ですので、気になったら是非一度応募してみてください。

(元塾講師 23歳 女性 東京都)

大変なのは最初だけで、慣れると楽しく、将来にも役に立つことが多い仕事ですので、是非挑戦してみてください。

(元塾講師 47歳 男性 東京都)

塾講師に向いていない人

勉強が得意であればそれに越したことはありませんが、それは絶対条件ではありません。勉強が得意でも、生徒と関わることに喜びを見いだせない人、教えることを楽しいと思えない人は、塾講師には向いていないと言えるでしょう。また、子どもに教えるには、粘り強さやコミュニケーション力も必要です。短気な人や人前で話すのが苦手な人も、塾講師の仕事には困難を感じることが多いでしょう。

塾講師に向いている人

生徒一人ひとりに寄り添って理解に努め、生徒の学力を伸ばすための工夫を楽しめる人は塾講師に向いていると言えます。また、生徒や保護者が信頼感・安心感を抱くような人柄、コミュニケーション力、一般常識を身につけていることも大切です。
しかし、初めからこのような立派な講師であるのは難しいことです。まず大切なのは、教える仕事に熱意を持ち、よい講師になろうという向上心があることだと言えるでしょう。

まとめ

塾講師のアルバイトがきついと言われる理由や、塾講師に向いている人、向いていない人について解説しました。

最初にもお伝えしたように塾講師は大変やりがいがあり、また、社会人として必要なスキルも養えるアルバイトです。もし意欲があるのであれば、思い切って挑戦してみることをおすすめします。責任のある仕事であるだけに大変さもありますが、塾長や先輩講師のアドバイスを仰ぎながら生徒たちのために努力を積み重ねることは、きっとあなた自身の成長と自信につながることでしょう。

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