「周りの友達がインターンを始めて少し焦る…」 「就活のために何かしたいけど、何から手をつければいいか分からない」
大学2年生や3年生になると、将来のキャリアを意識し始め、長期インターンシップに興味を持つ方が増えてきます。しかし、いざ探そうと思っても、探し方の手順や自分に合った企業の選び方が分からず、一歩を踏み出せないでいるのではないでしょうか。
この記事では、そんな長期インターン初心者のあなたに向けて、探し方の全ステップから、具体的な探し方、自分に合った企業の選び方のポイントまでを網羅的に解説します。
この記事を読めば、長期インターン探しの不安が解消され、自信を持って最初の一歩を踏み出せるようになります。ぜひ最後まで読んで、あなたのキャリアにとって価値ある一歩に繋げてください。
長期インターンシップの探し方5ステップ

長期インターンシップ探しは、やみくもに始めても上手くいきません。内定を勝ち取り、有意義な経験にするためには、正しい手順で進めることが大切です。ここでは、インターン探しを成功させるための5つのステップを紹介します。
ステップ1:自己分析で目的を明確にする
まず最初に行うべきなのは「なぜ長期インターンに参加したいのか?」という目的を明確にすることです。目的が曖昧なままでは、自分に合った企業を見つけることは難しく、参加できてもミスマッチを感じてしまう可能性があります。
以下の例を参考に、自分の目的を考えてみましょう。
目的がはっきりすれば、どの業界・職種、どんな環境の企業を探すべきかという軸が定まります。この自己分析は、後の応募書類作成や面接でも必ず役立ちます。
ステップ2:情報収集で企業を探す
目的が明確になったら、次はいよいよ企業を探すステップです。世の中には数多くの長期インターン募集があり、探し方もさまざまです。
など、複数の方法を組み合わせて情報収集を進めましょう。具体的な探し方については、後の「具体的な長期インターンの探し方」で詳しく解説します。この段階では、少しでも興味を持った企業をリストアップしていくのがおすすめです。
ステップ3:応募書類を作成する
気になる企業が見つかったら、応募書類(履歴書やエントリーシート)を作成します。ここで重要になるのが、ステップ1で行った自己分析です。
「なぜこの企業でインターンをしたいのか」という志望動機を、自分の目的と企業の事業内容やビジョンを結びつけて具体的に書きましょう。企業側は、あなたが「自社で何を得たいのか」「どう貢献してくれそうか」を知りたいと考えています。
ステップ4:面接などの選考対策を行う
書類選考を通過すると、面接が待っています。面接では、応募書類に書いた内容を深掘りされることがほとんどです。
これらの質問に対して、自分の言葉で熱意をもって答えられるように準備しておきましょう。スキルや経験以上に、あなたのポテンシャルや意欲が重視されることが多いです。
ステップ5:内定・参加条件の確認
無事に内定をもらったら、最後に入社前に条件をしっかり確認しましょう。後々のトラブルを避けるためにも、以下の点は必ず書面やメールで確認することが重要です。
疑問点があれば遠慮なく質問し、すべて納得した上でインターンを開始しましょう。
そもそも長期インターンシップとは?

探し方の手順を確認したところで、改めて長期インターンシップの基本についておさらいしておきましょう。
長期インターンシップとは、学生が企業で社員に近い形で実務経験を積む制度のことです。主にスキルアップやキャリア観の醸成を目的としており、給与が支払われる有給インターンが一般的です。
短期インターンとの違い
インターンには「長期」の他に「短期」もあります。両者は目的や内容が大きく異なるため、違いを理解しておくことが大切です。
| 目的 | 実務経験を通したスキルアップ | 企業理解、業界研究 |
| 期間 | 3ヶ月以上が一般的 | 1日〜数週間 |
| 内容 | 社員と同様の実務を担当 | 会社説明、グループワーク、簡単な業務体験 |
| 給与 | 有給がほとんど | 無給または交通費のみ支給が多い |
| 選考 | 書類選考、面接など(比較的しっかり行われる) | エントリーシートのみ、または選考なしの場合も |
参加するメリットとデメリット
長期インターンには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。両方を理解した上で、参加を検討しましょう。
メリット
デメリット
平均的な期間と勤務時間
長期インターンの「長期」とは、具体的にどのくらいの期間を指すのでしょうか。
- 【期間】
最低でも3ヶ月以上、一般的には6ヶ月以上が目安です。短期間では任せられる業務が限られてしまうため、ある程度の期間参加することで、より責任のある仕事を経験できます。 - 【勤務時間】
週2〜3日、1日あたり4〜8時間程度が平均的です。多くの企業では、大学の授業に合わせてシフトを柔軟に調整してくれます。テスト期間中の休みなども相談可能な場合がほとんどです。
具体的な長期インターンの探し方

ここからは、長期インターンシップを探すための具体的な方法を7つ紹介します。それぞれに特徴があるので、自分に合った方法を組み合わせて活用しましょう。
スカウト型・逆求人サービス
スカウト型サービスとは、自分のプロフィールや自己PRを登録しておくと、興味を持った企業から「うちで働きませんか?」とオファーが届く仕組みです。
自分では見つけられなかった優良企業と出会える可能性があるのが大きなメリットです。プロフィールを充実させておくだけでチャンスが広がるため、求人サイトと並行して登録しておくのがおすすめです。
就活エージェントに相談する
就活エージェントとは、キャリアアドバイザーが面談を通して、あなたに合った企業を紹介してくれるサービスです。
非公開求人を紹介してもらえたり、応募書類の添削や面接対策までサポートしてくれたりする点が魅力です。「一人で探すのが不安」「プロの意見が欲しい」という方におすすめの方法です。
大学のキャリアセンターを活用する
意外と見落としがちですが、大学のキャリアセンター(就職課)も有力な情報源です。
大学には、その大学の学生を積極的に採用したい企業からの求人が集まります。過去の先輩たちの実績から、大学のOB/OGが活躍している企業の求人が多いのも特徴です。職員に相談すれば、親身にアドバイスをもらえるでしょう。
企業の採用ページから直接応募する
もし、すでに「この企業で働きたい!」という憧れの企業があるなら、その企業の採用ページを直接チェックしてみましょう。
求人サイトには掲載せず、自社の採用ページだけでインターンを募集している企業も少なくありません。熱意が伝わりやすく、他の応募者と差をつけられる可能性もあります。
OB/OG訪問や知人からの紹介
サークルやゼミの先輩、知人など、身近な人からの紹介(リファラル)も有効な探し方です。
実際にその企業で働いている人から紹介してもらうことで、職場のリアルな雰囲気や仕事内容を聞くことができます。また、企業側も信頼できる社員からの紹介であるため、選考が有利に進むことがあります。
SNSで情報を探す
最近では、X(旧Twitter)などのSNSで、企業の採用担当者や経営者が直接インターン生を募集しているケースもあります。
ハッシュタグ「#長期インターン募集」などで検索すると、リアルタイムの募集情報が見つかるかもしれません。ただし、情報の信頼性は自分で見極める必要があるため、公式サイトを確認するなど注意が必要です。
自分に合うインターン先の選び方ポイント

数ある求人の中から、自分に本当に合った一社を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、ミスマッチを防ぐための企業選びのポイントを解説します。
業界・職種で絞る
まずは、自己分析で明確にした「目的」に基づいて、興味のある業界や職種で求人を絞り込みましょう。
- 【業界の例】
IT、広告、人材、コンサル、金融など - 【職種の例】
マーケティング、営業、エンジニア、デザイナー、企画、ライターなど
現時点で興味のある分野で構いません。インターンを通して、その業界や職種が本当に自分に向いているかを見極めることができます。
企業規模(ベンチャー・大手)で選ぶ
企業の規模によって、得られる経験は大きく異なります。どちらが良い・悪いではなく、自分の目的に合わせて選びましょう。
ベンチャー企業
- 【メリット】
一人ひとりの裁量権が大きく、幅広い業務を経験できる。経営層との距離が近く、意思決定のスピードが速い。 - 【デメリット】
教育体制が整っていない場合がある。自分で考えて行動する力が求められる。
大手企業
- 【メリット】
教育・研修制度が充実している。大規模なプロジェクトに関われる可能性がある。福利厚生が手厚い。 - 【デメリット】
業務が細分化されており、担当範囲が限定的になりがち。裁量権は比較的小さい。
成長スピードを重視するならベンチャー、安定した環境で学びたいなら大手、という視点で選ぶのがおすすめです。
業務内容と裁量権を確認する
応募前や面接の段階で、「具体的にどのような業務を担当するのか」を必ず確認しましょう。
「せっかく参加したのに、雑用ばかりでスキルが身につかなかった」という事態は避けたいものです。面接の逆質問の時間などを活用して、「インターン生はどのような一日を過ごしていますか?」「過去のインターン生はどのような業務で活躍されていましたか?」などと質問してみると、働くイメージが湧きやすくなります。
給与や勤務条件を比較する
長期インターンは、学業と両立しながら長期間続けるものです。そのため、給与や勤務条件も重要な選択基準になります。
- 【給与】
有給か無給か、時給はいくらか。交通費は全額支給されるか。 - 【勤務条件】
週何日、何時間からの勤務が必要か。シフトの柔軟性はどのくらいか。テスト期間の休みは取れるか。
無理なく続けられる条件であるかしっかりと確認し、複数の企業を比較検討しましょう。
長期インターンはいつから始めるべき?

「長期インターン、いつから探し始めるのがベストなの?」と悩む方も多いでしょう。結論から言うと、始めるのは早ければ早いほど良いですが、学年ごとに適した動き方があります。
大学1・2年生の探し方
大学1・2年生のうちから長期インターンを始める最大のメリットは、時間をかけてじっくりと自分のキャリアと向き合えることです。
この時期は、特定の業界に絞らず、少しでも興味を持った企業のインターンに挑戦してみるのがおすすめです。「未経験者歓迎」の求人も多いため、まずは社会経験を積む、働くとはどういうことかを知る、という目的で始めてみましょう。早い段階での経験は、その後の就職活動で大きなアドバンテージになります。
大学3年生の探し方
大学3年生は、就職活動を本格的に意識し始める時期です。就活本番を見据え、より戦略的にインターン先を選ぶことが重要になります。
特に、3年生の夏休み前後は、サマーインターンと並行して長期インターンを探す学生が増えるため、募集も活発になります。自己分析で定めた軸をもとに、志望する業界・職種での実務経験を積み、即戦力となるスキルを身につけることを目指しましょう。
大学4年生・大学院生の探し方
大学4年生や大学院生の場合、卒業後のキャリアに直結するインターンを探すのが一般的です。
すでに内定を持っている場合は、入社までの期間でスキルアップを図る目的で参加することが多いです。まだ就職先が決まっていない場合は、「内定直結型」のインターンを探すのも一つの手です。これまでの研究内容や専門性を活かせる企業を選ぶと、より高い評価を得やすくなります。
長期インターン探し方のよくある質問

最後に、長期インターンを探す際によくある質問にお答えします。
Q. 未経験でも参加できますか?
A. はい、未経験でも全く問題ありません。
多くの企業は、現時点でのスキルよりも、学生のポテンシャルや学習意欲を重視しています。「未経験者歓迎」と明記されている求人も非常に多いです。大切なのは、「このインターンを通して何を学びたいか」という熱意を伝えることです。
Q. 学業との両立は可能ですか?
A. はい、可能です。
多くの企業が、学生の本分が学業であることを理解しています。そのため、週2〜3日勤務や、授業のない時間帯でのシフト調整など、柔軟に対応してくれる場合がほとんどです。テスト期間中の長期休暇についても、事前に相談すれば配慮してもらえます。ただし、時間管理が重要になるため、自分のキャパシティを考えて応募しましょう。
Q. 選考で重視されるポイントは何ですか?
A. スキルや経験も評価されますが、それ以上に「なぜこのインターンに参加したいのか」という目的意識や熱意が重視されます。
「この会社でなければならない理由」や「インターンを通してどう成長したいか」を自分の言葉で具体的に語れることが、選考を突破する鍵となります。自己分析をしっかり行い、自分の想いを伝えられるように準備しておきましょう。
Q. 参加期間はどのくらいがベストですか?
A. 一概には言えませんが、最低でも3ヶ月、可能であれば6ヶ月以上参加するのがおすすめです。
最初の1〜2ヶ月は業務に慣れるための期間であり、本格的に仕事を任せてもらえるようになるのは3ヶ月目以降というケースが多いためです。長期間参加するほど、より責任のある仕事を任され、目に見える成果を出しやすくなります。
まとめ
長期インターンシップは、社会に出る前に実務経験を積み、自分のキャリアについて深く考える絶好の機会です。しかし、その価値ある一歩を踏み出すためには、正しい探し方と選び方を知ることが不可欠です。
この記事で解説した内容を、最後にもう一度おさらいしましょう。
何から始めればいいか分からないという方は、まずは長期インターン専門求人サイトに1〜2つ登録してみることから始めてみてください。たくさんの求人情報に触れることで、自分がどんな仕事に興味があるのか、解像度が上がっていくはずです。
この記事が、あなたの素晴らしいキャリアの第一歩を後押しできれば幸いです。



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