「周りの大学生はバイトでいくら稼いでいるんだろう?」 「自分のバイト代って、平均と比べて多いのかな、少ないのかな?」
アルバイトを始めたばかりの大学1、2年生なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。学業やサークルと両立しながら、どれくらい働くのが普通なのか、気になりますよね。
この記事では、そんなあなたの疑問に答えるため、大学生のアルバイト収入に関するリアルなデータを徹底解説します。
平均月収や年収はもちろん、時給や労働時間の実態、働き方別の収入シミュレーション、そして知っておかないと損をする税金の「壁」まで、この記事を読めばすべて分かります。
自分の働き方を見つめ直したり、これからの目標を立てたりするための参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。
大学生のバイト│平均月収と年収

まずは、多くの人が一番気になる平均月収と年収から見ていきましょう。自分の収入と比べながらチェックしてみてください。
全体の平均月収は3〜5万円
大学生のアルバイトによる平均月収は、約3万円から5万円が相場です。
複数の調査データを見ると、月収の中央値もこの範囲に収まることが多く、多くの大学生が学業と両立しながら無理のない範囲で働いた結果と言えるでしょう。
もちろん、これはあくまで平均値です。履修登録が少ない学年や、長期休暇中など、集中的に働いて月収10万円以上を稼ぐ学生もいれば、お小遣い稼ぎ程度に月1〜2万円という学生もいます。
平均年収は30〜60万円が目安
月収を年収に換算すると、年収30万円から60万円程度が大学生の平均的なラインとなります。
ただし、これは毎月コンスタントに働いた場合の計算です。実際には、テスト期間はシフトを減らし、夏休みや春休みなどの長期休暇に集中して稼ぐ学生も多いため、年収には個人差が大きく出ます。
特に、年収が100万円を超えてくると税金の問題も関わってくるため、計画的に働くことが重要になります。
学年別・男女別の平均収入比較
一般的に、学年が上がるにつれて平均収入は増加する傾向にあります。
- 大学1〜2年生 学業や新しい環境に慣れることを優先し、シフトは少なめ。平均月収は3万円前後のことが多いです。
- 大学3〜4年生 大学生活に慣れ、効率的な働き方が身につく時期。専門性を活かした高時給のバイトや長期インターンを始める学生も増え、月収5万円以上稼ぐ割合が高まります。
男女別では、収入に大きな差は見られないことが多いですが、職種(例:体力を使う仕事、夜間の仕事など)によって収入差が出ることがあります。
最高月収はいくら?20万円以上も可能
「大学生はバイトで最高いくらくらい稼げるの?」という疑問を持つ人もいるでしょう。
結論から言うと、働き方次第で月収20万円以上を稼ぐことは十分に可能です。
例えば、時給1,500円の塾講師のバイトで週5日、1日6時間働けば、月収は18万円を超えます。さらに夏休みなどを利用してリゾートバイトや短期集中のイベントスタッフなどをすれば、1ヶ月で30万円近く稼ぐケースも珍しくありません。
ただし、これだけ稼ぐには多くの時間をアルバイトに費やす必要があります。学業がおろそかになったり、税金の扶養から外れてしまったりする可能性もあるため、注意が必要です。
例えば、大学生に人気の高時給バイトとして代表的なのが塾講師のアルバイトです。塾講師の詳細はこちらの記事をご覧ください。
大学生のバイト│平均時給と労働時間の実態

月収や年収は、「時給」と「労働時間」によって決まります。ここでは、大学生の平均的な時給と働き方について見ていきましょう。
全国の平均時給は約1,200円
2024年時点での全国のアルバイト・パートの平均時給は、約1,200円前後で推移しています。
特に三大都市圏(首都圏・東海・関西)では時給が高い傾向にあり、職種やスキルによってはさらに高い時給で働くことも可能です。最低賃金の上昇に伴い、全体の平均時給も年々少しずつ上がっています。
地域別(首都圏・地方)の時給比較
アルバイトの時給は、地域によって大きく異なります。
- 首都圏(東京・神奈川など) 平均時給は約1,300円前後と全国で最も高い水準です。
- 地方 地域にもよりますが、平均時給は約1,000円前後が多く、首都圏とは200円〜300円程度の差があります。
同じ労働時間でも、働く場所によって収入に大きな差が生まれることが分かります。
平均労働時間は週2〜3日、月50時間程度
大学生の平均的な労働時間は、週に2〜3日、1日あたり4〜5時間程度です。
これを1ヶ月に換算すると、合計の労働時間は約40〜60時間となります。多くの大学生が、授業やサークル、課題などと両立できる範囲でシフトを組んでいるようです。
テスト前やレポートの締め切り前はシフトを減らし、余裕のある時期に少し多めに入るなど、メリハリをつけて働くことが、学業とバイトを両立させるコツと言えるでしょう。
大学生アルバイトの働き方別!月収シミュレーション

「週3日で働いたら、月収はいくらになるんだろう?」 そんな疑問に答えるため、具体的な働き方別に月収をシミュレーションしてみました。 ※時給1,200円、1ヶ月を4.3週として計算します。
週3日勤務の場合の月収目安
週3日は、学業との両立もしやすい人気の働き方です。
- 1日4時間勤務の場合 1,200円 × 4時間 × 週3日 × 4.3週 = 月収 61,920円
- 1日5時間勤務の場合 1,200円 × 5時間 × 週3日 × 4.3週 = 月収 77,400円
週3日勤務の場合、月収は約6万円から8万円が目安となり、大学生の平均的な収入ラインと言えます。
週5日しっかり働いた場合の月収
授業が少ない日や、オンライン授業を活用して週5日しっかり働く場合のシミュレーションです。
- 1日4時間勤務の場合 1,200円 × 4時間 × 週5日 × 4.3週 = 月収 103,200円
- 1日5時間勤務の場合 1,200円 × 5時間 × 週5日 × 4.3週 = 月収 129,000円
週5日勤務すると月収は10万円を超え、年収103万円の壁が現実的な目標になります。後述する税金の知識が必須となる働き方です。
長期休暇(夏休み等)で稼げる金額
夏休みや春休みなどの長期休暇は、集中的に稼ぐ絶好のチャンスです。
例えば、時給1,300円のリゾートバイトで1日8時間、25日間働いたとします。 1,300円 × 8時間 × 25日 = 260,000円
このように、1ヶ月で20万円以上を稼ぐことも可能です。留学費用や大きな買い物のために、長期休暇を利用して一気に稼ぐ学生も多くいます。
大学生が知るべき税金と扶養の壁

アルバイトで一定以上の収入を得ると、税金を支払う義務や、親の扶養から外れる可能性が出てきます。知らずに働きすぎると、かえって損をしてしまうこともあるため、しっかり理解しておきましょう。特に重要な「3つの壁」を解説します。
年収123万円の壁(所得税・親の扶養)
「年収123万円の壁」とは、自分に所得税がかかり始め、同時に親が扶養控除を受けられなくなるラインです。
- 自分への影響 年収が123万円を超えた部分に対して、所得税(最低税率5%)が課税されます。
- 親への影響(重要) あなたが親の扶養から外れるため、親が支払う税金(所得税・住民税)が年間で約5万円〜17万円も増えてしまいます。
この壁を超えて働く場合は、必ず事前に保護者の方と相談することが大切です。
※2025年(令和7年)12月1日から、非課税枠、扶養控除対象が従来の年収103万円から123万円に引き上げられました。
年収130万円の壁(社会保険の扶養)
「年収130万円の壁」とは、親の社会保険(健康保険)の扶養から外れ、自分で保険料を支払う必要が出てくるラインです。
年収が130万円以上になると、自分で国民健康保険に加入し、保険料を納めなければなりません。年間で10万円以上の負担になることもあり、手取り額が大きく減ってしまいます。
103万円の壁以上に家計への影響が大きいため、この壁を超えて働く場合は、より慎重な判断が必要です。
住民税が発生する年収100万円の壁
あまり知られていませんが、所得税より手前に「住民税の壁」があります。
「年収100万円の壁」とは、多くの自治体で住民税の支払い義務が発生するラインです。
年収が100万円を超えると、翌年に数千円〜1万円程度の住民税の納付書が届く可能性があります。大きな金額ではありませんが、覚えておくとよいでしょう。
※お住まいの自治体によって93万円~100万円と基準が異なります。
大学生が平均以上稼ぐためのポイント

「平均よりもっと稼いで、趣味や旅行、貯金にお金を回したい!」という方のために、効率良く収入をアップさせるための3つのポイントをご紹介します。
高時給バイトを選ぶ(塾講師・IT系) 効率よく稼ぐなら、高時給のバイトを選ぶのが一番の近道です。塾講師や家庭教師、プログラミング、コールセンターなどは、専門的なスキルやコミュニケーション能力が求められるため、時給が1,500円以上に設定されていることも珍しくありません。
こうしたバイトは収入面だけでなく、将来の就職活動で評価されやすい経験につながる点も大きなメリットです。就活に有利なバイトについてはこちらの記事で解説しています。
スキルが身につく長期インターン 長期インターンシップは、給与を得ながら実務経験を積める絶好の機会です。特にIT系やマーケティング系のインターンは、時給が高いだけでなく、就職活動で有利になる専門スキルが身につきます。お金以上の価値がある働き方と言えるでしょう。
シフトを調整しやすいバイトの掛け持ち 1つのバイト先で無理にシフトを増やすのではなく、複数のバイトを掛け持ちするのも有効な手段です。例えば、「平日は大学近くのカフェ、土日は高時給のイベントスタッフ」のように組み合わせることで、学業やプライベートの予定に合わせて柔軟に働きやすくなります。ただし、スケジュール管理が複雑になるため注意が必要です。
大学生のバイトに関するQ&A

最後に、大学生のアルバイトに関するよくある質問にお答えします。
Q. バイトをしていない大学生の割合は?
A. 調査によると、約2割程度の大学生はアルバイトをしていません。
(参考:独立行政法人日本学生支援機構「令和4年度 学生生活調査結果」)
「大学生はバイトをするのが当たり前」というイメージがあるかもしれませんが、学業や研究、サークル活動、資格の勉強などに専念している学生もたくさんいます。アルバイトをしていないことを気にする必要は全くありません。
Q. 週3日のバイトはきつい?学業との両立
A. 「週3日のバイトがきついか?」は、個人の体力、学業の忙しさ、通学時間などによって大きく異なります。
一般的には、大学生活に慣れてくれば十分に両立可能な範囲です。しかし、1・2年生で必修科目が多い時期や、実験・実習で忙しい理系の学生にとっては、負担に感じることもあります。
大切なのは、自分のキャパシティを理解し、無理のないスケジュールを組むことです。最初は週2日から始めて、慣れてきたら週3日に増やすなど、段階的に調整するのがおすすめです。
Q. バイト代の平均的な使い道
A. 大学生は、稼いだバイト代を何に使っているのでしょうか。多くの調査で上位に挙がるのは、以下のような使い道です。
- 貯金
- 趣味・娯楽費(旅行、ライブ、ゲームなど)
- 交際費(友人との食事や飲み会)
- 食費
- ファッション・美容費
将来のための貯金をしながら、友人との交流や趣味といった「今しかできない経験」にお金を使っている学生が多いようです。
まとめ
今回は、大学生のアルバイトの平均月収や年収、働き方の実態について詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- 大学生の平均月収は約3万〜5万円、平均年収は30万〜60万円が目安。
- 平均時給は全国で約1,200円。首都圏と地方では時給に差がある。
- 平均的な働き方は週2〜3日。学業との両立が重視されている。
- 年収が増えると所得税を課税されたり、扶養控除対象外になったりするなど税金・社会保険の問題が出てくるため注意が必要。
- 平均以上に稼ぐには、高時給バイトや長期インターンが効果的。
大切なのは、周りの平均と比べること以上に、あなたが「何のために」「どれくらい」稼ぎたいのかを明確にすることです。
この記事で得た知識を参考に、学業やプライベートとバランスを取りながら、あなたにとってベストなアルバイト生活の計画を立ててみてください。

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